ACSL、ドローンの寒冷地技術評価レポート策定に向けた冬季飛行検証に参画
- ACSLは、2025年1月21日から北海道新十津川町等が実施する冬期飛行検証に参画
- 本検証では、ACSLが監修する「寒冷地技術評価レポート」に沿って「新十津川ドローンテストフィールド」を活用して実施
- 本実証を踏まえ、ドローンに求められる寒冷地特有の技術性能の評価ガイドライン策定を目指す
株式会社ACSL(本社:東京都江戸川区、代表取締役CEO:鷲谷 聡之、以下 ACSL)は、新十津川町(町長:谷口 秀樹)、KDDIスマートドローン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 博野 雅文、以下KDDIスマートドローン)、株式会社電通北海道(本社:北海道札幌市、代表取締役社長執行役員:木村 平、以下 電通北海道)と共に、2025年1月21日から新十津川町内において、ドローンに求められる寒冷地特有の技術性能の評価ガイドライン策定に向けて冬季飛行検証を実施しています。
本検証では ACSLが監修し策定している「寒冷地技術評価レポート」に沿って、二種類の機体(物流ドローンPF2-AE/撮影ドローンSOTEN)の飛行検証を実施。「低温環境性能/降雪環境性能/積雪環境性能」に関連するテスト項目について試験を行いレポート化することで、ドローンユーザーが想定ユースケースに適合した機種選定に役立ててもらうことを目的としています。
なお、これらは積雪寒冷地条件下での飛行検証ができる、国内でも数少ないテストフィールドである「新十津川ドローンテストフィールド」(2024年7月オープン)を活用して、実施します。また、KDDIスマートドローンアカデミー新十津川校所属の現地パイロットが、実際の運航・テストを行います。
本検証は北海道立総合研究機構の「技術指導」を受け実施し、今後、寒冷地に適用した機体の開発をするにあたり、各メーカーが寒冷地への適用に向けた性能テストを行うための推奨レポートとすることを目指していきます。
■令和6年度 冬季実証対象機体
①ACSL製 SOTEN(撮影)
②ACSL製 PF2-AE Delivery(物流)
■令和6年 冬季検証 試験項目
低温環境性能
① Cold Start評価試験
② 低温動作評価試験
③ 航続性能評価試験
降雪環境性能
① カメラ視認性評価試験(機外監視)
② カメラ視認性評価試験(空撮)
③ C2リンク評価試験(RC)
④ C2リンク評価試験(LTE)
⑤ GNSS測位評価試験
⑥ 飛行操作性評価試験
⑦ 対地高度測定評価試験
⑧ 灯火/表示評価試験
積雪環境性能
① 対地高度測定評価試験
② 貨物切離し評価試験
■令和6年 冬季実証スケジュール
試験期間:2025年1月14日(火)~2月末の期間中 天候等の条件を満たす10日程度で飛行検証を実施
結果報告書作成:2025年3月下旬
【冬季飛行検証 実施各社役割】
新十津川町…主催者
株式会社ACSL…受託コンソーシアム 冬期飛行検証幹事
KDDIスマートドローン株式会社…テスト協力
北海道立総合研究機構…技術指導
電通北海道…事務局
PDFはこちら