ACSL、ANAHDが実施するレベル4によるドローン配送サービスの実証実験に 日本初第一種型式認証取得のPF2-CAT3を提供
- ANAHDが実施するレベル4によるドローン配送サービスの実証実験に、日本初第一種型式認証取得のPF2-CAT3を提供
- PF2-CAT3を用いたレベル4飛行は、日本国内において2事例目
株式会社ACSL (本社:東京都江戸川区、代表取締役CEO:鷲谷聡之、以下、ACSL)は、ANAホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:芝田 浩二、以下「ANAHD」)が2023年11月6日より沖縄県久米島町で実施する、有人地帯(第三者上空)での補助者なし目視外飛行(レベル4)によるドローン配送サービスの実証実験に、日本で初めて第一種型式認証を取得した「PF2-CAT3」を提供します。
本実証は、国土交通省物流・自動車局物流政策課の「無人航空機等を活用したラストワンマイル配送実証事業」に採択され、国の実証事業としても実施されます。
ACSLは、航空法等の一部を改正する法律が昨年12月5日より施行され、無人航空機(ドローン)の型式認証制度が開始されたこと受け、いち早くレベル4に対応したドローンの開発を行ってまいりました。そして、2023年3月13日に、日本で初めて国土交通省より第一種型式認証※1を、3月15日には第一種機体認証※2を取得しました。また、2023年3月24日には、PF2-CAT3による日本で初めてのレベル4飛行を成功させました※3。
本実証は、PF2-CAT3を用いたレベル4飛行における、日本国内2事例目となります。
実証実験の詳細については、ANAHDのプレスリリースをご参照ください。
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202310/20231013.html?_gl=1*hg4ina*_ga*MTkzODkwNTYwNS4xNjk3MTY5Njkz*_ga_32F297W9WL*MTY5NzE2OTY5My4xLjEuMTY5NzE2OTc2Ni42MC4wLjA.
■PF2-CAT3概要
・機種名:PF2-CAT3(第一種型式認証、第一種機体認証取得)
・外寸:1,174mm×1,068mm×601mm(プロペラ含む)
・重量 :機体:5.53kg/バッテリー:3.27kg、最大ペイロード:1.00kg、最大離陸重量 9.80kg
・最高速度:水平:10m/s(36km/h)
・補助安全装置:日本化薬社製パラシュート搭載
※1型式認証制度
型式認証制度とは、国土交通省が航空法に基づき、特定飛行に資することを目的とする型式の無人航空機の強度、構造及び性能について、設計及び製造過程が安全基準及び均一性基準に適合するか検査し、安全性と均一性を確保するための認証制度です。昨年12月5日より開始されました。
無人航空機レベル4ポータルサイト:https://www.mlit.go.jp/koku/level4/
※2機体認証制度
特定飛行を行うことを目的とする無人航空機の強度、構造及び性能について、設計、製造過程及び現状が安全基準に適合するか検査し、安全性を確保するための認証制度です。型式認証を受けた型式の無人航空機は、機体認証の検査の全部または一部が省略されます。
※3 プレスリリース:ACSL、日本郵便が実施する日本初レベル4飛行のドローンによる配送に第一種型式認証取得の国産ドローンを提供
https://www.acsl.co.jp/news-release/press-release/2825/
PDFはこちらよりご覧いただけます。