ACSL、VFR、理経が国産産業用ドローン「SOTEN(蒼天)」専用訓練トレーナーを共同開発 - シミュレータで時間や場所を選ばず操縦訓練が可能に -
株式会社ACSL(本社:東京都江戸川区、代表取締役社長:鷲谷 聡之、以下 ACSL)及びVFR株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:湯浅 浩一郎、以下 VFR)、株式会社理経(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 猪坂 哲、以下 理経)、は、ACSL製国産ドローン「SOTEN(蒼天)」をバーチャル上に再現し、操縦訓練を可能とするSOTENバーチャルトレーナーの開発を発表いたします。またテストユーザへ、ベータ版の提供を開始し、2023年1月の正式リリースを目指します。
■経緯と目的
2022年は航空法改正に伴う機体認証制度やドローン操縦ライセンス制度の実施など、ドローンを取り巻く環境において転換点であると言えます。そうした中でACSLは、2021年12月に国産の小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」を発表し、ドローンの社会実装を加速させてきました。一方で、ドローンの操縦機会という面では「もっと気軽に操縦訓練がしたい」「再現が困難な実務を模した環境での訓練が可能であれば、実地訓練の時間を短縮することができる」といった課題があがっています。
今回、理経がVR環境を構築し開発されたSOTENバーチャルトレーナーではこうした課題を解決すべく、SOTENと同様のユーザインターフェースを再現し、バーチャル上で飛行訓練が可能となります。また緊急着陸などドローンを操縦する上で身に付けるべき判断力を養うコンテンツなど、バーチャルだからこそできる訓練を目指して開発を進めています。
■SOTENバーチャルトレーナーの特長
1、国産ドローンSOTENに特化したシミュレータであり、SOTENと同様の機体性能やユーザインターフェースを再現。カメラ撮影などもトレーナー内で訓練することが可能。
2、点検、捜索、災害監視など多様な実務状況を体験。実務ならではのヒヤリハット(※1)やトラブルに対応する訓練が可能。
3、PC、モニタ、プロポ型コントローラ(※2)のみで訓練を行うため、実機の準備が不要。
※1 ヒヤリハット:重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の意
※2 プロポ型コントローラ:ドローン操作に一般的に用いられる送信機のこと
■今後の展開
ベータ版の提供を開始し、2023年1月の正式リリースに向けて改良を行っていきます。また、今後はメタバース空間の中にドローン訓練スペースを展開し、複数名が同一空間内で訓練できる仕組みも検証していきます。
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