閉鎖性空間調査用ドローンAirSlider®新型機Fi4発表のお知らせ
株式会社NJS(NJS:東京都港区、代表取締役社長 村上雅亮)及び株式会社自律制御システム研究所(ACSL:東京都江戸川区、代表取締役社長 兼 COO鷲谷 聡之)は、共同で閉鎖性空間調査点検用ドローンAirSlider®の新型機-Fi(ファイ)4-を開発しサービスを開始しましたのでお知らせいたします。
1.Fi4開発の経緯
両社はこれまで、NJSの上下水道コンサルタントとしてのインフラ管理技術と、ACSLのドローン開発技術を結集し、管路等閉鎖性空間の点検調査を効率化するドローンの開発を進めてまいりました。多くの実証試験を重ね、さらに過酷な環境で利用可能な耐久性、メンテナンス性、ユーザビリティの向上を実現した新型機を開発しました。また、防水性能の向上により活用するシーンを拡大することができました。
わが国のインフラは、高度経済成長期に整備された施設が老朽化する一方で、気候変動に伴う災害が激化しており、健全な機能の維持とともに、防災面・減災面での対応も求められています。また、持続可能な社会とする観点から、脱炭素化や環境負荷削減も必要であり、インフラの管理とマネジメントが一層重要になっています。
Fi4は、日頃、点検することができない、下水管路や地下施設などを安全かつ効率的に、点検・調査・診断できる画期的な技術であり、インフラの管理とマネジメントの革新をもたらすものと考えています。
2.Fi4の特長
①過酷な調査環境に対応した機体構造
・コア部分をカーボン素材で保護
・バンパーを交換式としメンテナンス性向上
・防塵防水性能の向上
②ユーザビリティの向上
・専用操作アプリによる操作性の向上
・機体とコンローラ間の低遅延通信※によりストレスのない操作を実現(※通信制御技術は特許出願中)
③進化した調査性能
・ジンバル搭載の防水カメラで安定した映像を取得
・流水環境下でも水上走行により調査可能(Water Slider)
3.FINDiによる調査点検サービス
Fi4の完成と同時に、NJS・ACSLは共同出資により、Fi4をはじめとする新技術を活用したインフラ施設の点検・調査サービスを行う新会社「株式会社FINDi」を設立いたしました。
FINDiは、管路のみでなく幅広いシーンでの施設点検調査を実施します。また、画像解析、データ処理により施設の状態を把握し、施設の機能と健全性の維持に関する提案を行ってまいります。
【Fi4発表に関するオンライン発表会の模様をYoutubeにて配信中】
PDFはこちらよりご覧いただけます。