プレスリリース
2021.03.26
プレスリリース
ACSL、SLAS測位をもとに飛行制御を行うドローンの有効性検証を実施
株式会社自律制御システム研究所(所在地:東京都江戸川区、代表取締役社長 兼 COO:鷲谷 聡之、以下「ACSL」)は、2020年11月4日付「政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備・データ利用促進事業に採択」において公表の通り※、準天頂衛星システムみちびきのサブメータ級測位補強サービス(以下「SLAS」)測位が可能なドローンを開発し、災害・インフラ点検・警備・農業分野でより正確な輸送が可能になるか検証しました。
本事業で検証したSLASは、準天頂衛星システムみちびきから補強情報を配信することにより、GNSSの測位誤差を小さくすることで、より正確な位置情報を把握することを可能とします。検証の結果、SLAS測位では実際にサブメータ級 (1m以下)の測位が飛行中でも可能であることが確認され、災害・インフラ点検・警備・農業分野で有効であるということが分かりました。
■実施内容
- SLAS測位をもとに飛行制御を行うドローン (SLAS測位ドローン) を開発
- SLAS測位ドローンおよび農薬散布用シングルヘリによる飛行試験を行い、SLAS測位の精度・比較実験を実施
- ドローンの活用が見込まれる各種分野(災害・インフラ点検・警備・農業)において、過去の実証・ヒアリング等を通してSLAS測位ドローンの有効性を検証
ACSLは、本検証を通して、将来的に当社の産業用ドローンへのSLAS測位の搭載を検討してまいります。
※政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備・データ利用促進事業に採択 プレスリリースはこちら
「令和2年度 政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備・データ利用促進事業」のホームページより成果報告がご覧いただけます。
PDFはこちらよりご覧いただけます。